ファクトリーの冬。

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こんばんわ。ここ数日、一気に肌寒い気候になってきましたね。エアコンなど当然の如く無いファクトリーには、また長くて寒い冬がやってきました。去年の冬に寒さをしのぐ手段としてあみだした方法の一つ、マスクで顔を温める作戦を今年も多用する季節になってしまい、常にマスクをしているファクトリーの原です。
さて、10月はファクトリーの一周年の感謝セール以降なかなかブログを書けずじまいになってしまいました。すみません。。。
感謝セール以降のファクトリーをご報告したいと思います!
セールの翌週には、山梨県に行きました。

今年の春に行われた、東京の” Go Green Market “というイベントに続き、アメリカンプリミティブというアンティークショーに参加させていただきました。
AMERICAN PRIMITIVES


ギリギリでとれた宿は、二階建ての山小屋で、僕たちは二階で過ごしたのですが、すぐ下の一階に住んでいたのは、なんとお馬さん。
馬のうめき声や暴れる音がするなかでしたが、一緒に行ってくれた、大工さんの中野くんと先輩のヤスイくんと、いろいろな話をして夜をすごしました。

そして、時同じく、三重県の四日市市では、僕たちファクトリーにとって初めてとなる、美容院の内装工事が始まっていました。

僕も山梨から帰って直ぐに合流し、四日市に通う日々がスタートしました。
ファクトリーの営業日は、お店を閉めてから四日市に向かい、後半は僕も職人さんも明け方まで作業をするハードな毎日でした。
中でも、塗装工事をお願いしている阿比留塗装のアビルくんとは、意見が分かれ言い争いになる事もありました。

でも、目的は同じです。今の僕たちに出来る全てを投じて、少しでも良いお店を作る事。
限られた時間のなかで、何度もそこに戻りながら、自然とこのお店に愛着が湧いてゆきました。
アンティークや古着のことが大好きなオーナーの期待に応えたいという気持ちは日に日に増してゆきました。
アンティーク家具や古材に自然と馴染み、それでいて美容院らしい清潔で明るさのある白い壁を作りたい。
雰囲気が良く味があり、だけど座りやすく安定感のある古いベンチを使いたい。
カウンターや棚板は、一枚一枚同じようで少しだけ違う質感になるように、三種類の良く似たオイルを使いました。
そしてエントランスは、窓を大きくとり、お店の中でカットするオーナーや待合で雑誌を読んでいるお客さん、掃き掃除をする奥さんの生活そのものが看板になるように。
とにかく、時間いっぱいまで、やれる事はやりたいなと。
そしてなんとか無事、期日までに完成させる事ができました。
そして、そのお店は今日オープンを迎えました。
アビルくんの発案で、僕とアビルくんと、いろいろ手伝ってもらったヒストリーのニッシーと、デコの水野くんの四人でオープン前にお花をもって遊びに行ってきました。











” la Porte ”
〒510 8014
三重県四日市市富田3 22 87 Elten Dank 1F
059 329 5549
月曜日 第1 3 火曜日 定休日
純粋で笑顔が素敵なオーナーの種村さんと奥さんのテルさんには、本当に感謝しています。

工事が終わり、少しだけ穏やかな日が戻りかけた時にふと思い出したことがありました。
あっという間に過ぎさった10月のいつからか、自宅のソファーの上のシマオ君には、季節外れの洋服が着せらていたのです。

いろいろな事が移ろう毎日にハッとさせられながら、また頑張れそうだなと思いました。
来週には、いよいよアメリカからコンテナが届く予定です。
ファクトリーの新しい冬が始まります。